こんにちは。
通勤電車で以下の判例集を読んでいます。半分以上は読み終えました。
事件に関する特許のクレームや図面も付いており、裁判例の解説も多すぎず少なすぎず、非常に勉強になります。また、比較的最近の裁判例が多いのも、特徴です。
特許要件の他、記載要件、侵害論、損害論等も採り上げられています。
とにかく記載量の多い書籍や論文を好む方もいますが、そういった書籍等は、結局何が言いたいのかわからないことも多いです。
報告書、意見書、試験の答案でも、過不足なく端的に書いてあることが重要ですが、この書籍はそのような構成になっていると思います。
それから、弁理士や弁理士受験生で、とにかく多くの裁判例を調べて勉強する方もいます。裁判例を調べること自体が目的であれば、それで良いのでしょうが、先例的価値のない裁判例をいくら勉強しても、時間対効果が合わないのではないでしょうか。
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発明者の認定、職務発明の章もありますが、米国裁判例の1件のみでした。
弁理士など専門家は一生勉強です。政府等の委員会で、恥ずかしい発言をする方もいるようですが、それを反面教師にして、仕事に勉強に励みたいと思っています。