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Channel: 知的財産と調査
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新しい商標の改正

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こんばんは。


昨晩のNHKニュースで、今年の法改正で、音や色彩など新しいタイプの商標が認められるという話がありましたが、見た方も多いのではないでしょうか。


昨晩のニュースでは、Windows7の起動音、Intel Insideのコマーシャル、日産の電気自動車リーフの起動音などが紹介されていました。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140119/k10014601261000.html

特許庁は、企業が商品を他社と差別化する「ブランド戦略」を後押ししようと、パソコンを起動する際に流れるメロディーなどの「音」や、製品イメージを決める「色」などを、新たに商標として登録できるよう法改正を行う方針です。


商標を巡って、アメリカやヨーロッパでは、従来から保護されてきたブランド名やロゴマークのデザインに加えて、新たに音や色合いなどを保護する動きが広がっていて、日本でも企業のブランド戦略を後押しするうえで保護対象を拡大するべきだとの指摘が出ていました。
特許庁では、こうした指摘を受けて、法律を改正し、商標として登録できる対象を拡大する方針です。


具体的には、パソコンを起動した際に流れるメロディーなどの「音」や、製品やロゴマークの「色」などについて、企業の商品やサービスに特有なものとして一般的に認知されていれば、商標として登録できるようにするということです。
法改正によって、日本で申請すれば、商標に関する国際協定の加盟国で一括して申請できるようになり、特許庁としては、企業の海外進出を後押しすることにつながるとして、必要となる商標法の改正案を今月、招集される通常国会に提出する方向で調整しています。



この改正については、3年以上前から議論されていましたので、正直ようやくという感もあります。今月、国会へ提出とのことなので、まもなく改正条文案も出てくるのでしょう。


有識者インタビューは、日本弁理士会の商標委員長などに聞いて欲しかったですね。


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