今日は10時半から19時まで、知的財産アナリスト講座(特許)第4日目を受講していました。
会場は竹橋にある、知的財産教育協会と統合された一般財団法人知的財産研究所。
近くには学士会館も。東京大学発祥の地だそうです。知りませんでした。
午後は、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーの小林先生講義と、M&Aに関するグループワークがありました。
10万円以上の受講料を取るだけあって、全体として良い内容だったと思います。
グループワークが2回あり、受講者の方から様々な気づきを得ることができました。今後の人脈にも繋がるでしょう。
今年の夏に、弁理士会の知財キャラバン履修支援員となるための研修を受けましたが、何を目指しているのか不明で、とても役立ちそうにありませんでした。
弁理士が知財専門家としての立場を忘れて、事業承継、資金調達、事業戦略など経営コンサルをすると言っても、相手にされないでしょう。
弁理士としての視点という意味では、知財分析のようなマクロ分析も必要かもしれませんが、特許の権利範囲(技術的範囲)や商標・意匠の類否判断など、ミクロな判断がより重要であると、改めて感じました。
加えて、通常実施権の当然対抗制度や、サブライセンスの法的性質などを理解されている方も多くないという印象でした。
特許公報を正しく読めて、権利範囲を理解でき、契約に関する知識があるというだけでも、かなりのアドバンテージになるのではないでしょうか。
特許業界は狭い業界ゆえ、実際にはそれほど人材が豊富ではありません。