「キャリコネニュース」の記事ですが、教科書を正しく読めない中高生が多数いることが明らかになったそうです。
AIの研究者である、。国立情報学研究所の新井紀子氏を代表とするチームの研究です。
教科書や新聞に載るような200字未満の短文を読み、その論理構造を正しく理解できているか見るテストで、正解できない子供が多数いるとのこと。
教科書が読めなければ予習も復習も自力では行えず、自力学習は困難です。自学する際、読解力の数値が大きな支障になる可能性もあり、このままでは人工知能に職を奪われる可能性もあるそうです。
このテストは生徒を対象としたものですが、社会人でも同様の傾向があると予想されているようです。
そうかもしれません。 自分の実感でも、文章の読めない書けない大人が増えていると感じます。
Yahoo!のコメント欄、価格comの掲示板等、正しく文書を書けていない方を見かます。
「安部」総理、カメラの「連射」、「管」元総理、医薬品を「サプリ」と書く方など、誤字脱字、漢字の誤用も目立ちます。
https://news.careerconnection.jp/?p=42854
中高生の中に、教科書や新聞の文章を正確に把握できていない生徒が多数いる懸念が出てきた。国立情報学研究所の新井紀子氏を代表とする研究チームが、2016年4月から今年7月にかけて実施したリーディングスキルテスト(以下RST)から明らかになった。全国の中高校生を中心に約2万4000人が受験した。
RSTは、教科書や新聞に載るような200字未満の短文を読み、その論理構造を正しく理解できているか見るテスト。被験者の事前知識の多寡に左右されずに、読解力を見ることができる。
社会人のデータも収集中「統計的に十分に自信のあるデータが揃ったら発表」
研究チーム代表者の新井氏は、11月2日に一橋講堂で行われた研究成果報告会で「中学を卒業するまでに中学校の教科書を読めるようにすることが義務教育の課題」だと訴えた。
実は、新井氏は元々、IT活用の研究を主とする研究者だ。2011年から2016年までは、東大に入学できる人工知能を持つロボットの開発プロジェクトに携わっていた。ロボットが受けた模試の結果から「文を読めない子ども」の存在に気づき、RSTテストの開発と実施に着手した経緯がある。
教科書が読めなければ、予習も復習も自力では行えない。大学では塾のように勉強を教えてくれる施設はないため、自学する際、読解力の数値が大きな支障になる可能性もある。このままでは人工知能に職を奪われると危惧している。
読解力と聞くと、読書習慣の有無や学習習慣と関連があるように推測されがちだが、今回の研究では、読書の好き嫌いやスマートフォンの利用時間、新聞購読の有無や科目の得意・不得意とリーディングスキルの間に相関は見られなかった。文構造を把握する能力に何が寄与しているのかなど、詳しい調査結果は今後明らかにしていくという。