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ガソリン・ディーゼル車全廃はいつ

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イギリスやフランスが2040年までにガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのクルマの販売を終了させるプランを発表しています。

 

しかし、本当にガソリン車が全廃されるのでしょうか?

以下の記事を読んでみても、全廃には遠いように思えます。

電動化に付いて最も合理的なのは日本メーカーという指摘もあります。

 

http://diamond.jp/articles/-/138011

イギリスやフランスが2040年までにガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのクルマの販売を終了させるプランを発表するなど、欧州各国で内燃機関に代わるクルマの電動化を推進しようとしている。なぜ、最近になって欧州各国でガソリン車やディーゼル車の全廃宣言が相次いでいるのか、本当に2040年までに全廃できるのか。その背景や理由を検証してみた。(ジャーナリスト 井元康一郎)

 

 もちろん短時間で大電力量を充電可能な充電器や、それを受け入れる側のクルマ側の技術革新も必要だ。今日、800V充電をはじめ急速充電に関する新技術の提案がなされているが、実際にEVが多数派になったあかつきには、そんなものでは到底追いつかない。1000アンペアクラスという、電車を走らせるような電流を自在に使いこなせる技術が必要だ。2040年にはまだ23年ある。いい方法を考える頭の良い人も出てくるだろう。

 ただ、人口が少なく、再生可能エネルギー比率の高い小国はともかく、フランスやイギリスが打ち出したエンジン車全廃計画は、そういう技術展望を踏まえた合理的な判断だけで出されたものではない、という指摘も少なからず出てきている。

 

 「電動化について一番合理的で冷静なのは、日本の自動車メーカーだと私は思っています。『電気が一番素晴らしいんだ』とヒステリックに叫ぶのではなく、エンジン車を含め、全部の技術についていいところと悪いところをきちんと見て、何をどう良くできるのかを考えながら少しずつ変わろうとしている。技術もちゃんと蓄積している。あくまでこれは私個人の考えなのですが、EVは間違いなく増えていくものの、自動車用の内燃機関は2040年になってもなくせないと思う。

 もちろん、環境や資源のことは考えなければいけないのですが、許される範囲内であればクルマの使い方は顧客の自由。できるだけ安いクルマで済ませたい人もいるでしょうし、遠くまでバカンスに出かけたい人もいるでしょう。そういう人間の気持ちを無視した地球至上主義は、少し感情的なのではないかと思います」

 

 

こちらの記事には、ガソリン車全廃は政治的ニュースという主張が載っています。

スウェーデンのボルボは、マイルドハイブリッドを推進とのことですが、日本では既にハイブリッドがかなり普及しています。

 

集合住宅の多い日本には、受運電設備が必要なEVやプラグインハイブリッドよりも、コンセント不要の通常のハイブリッド車が合っているのではないでしょうか。

 

https://carview.yahoo.co.jp/article/column/20170807-20103318-carview/?top=pc

EVに関するニュースが急速に増えている。フランスが2040年までに内燃エンジン(ガソリン車&ディーゼル車)の販売禁止をうちだしたかと思えば、イギリスもそれに追従。ほぼ時を同じくして、ボルボが2019年以降に発売するすべての車種を電動化するというニュースも流れた。ちょっと前の話になるが、ドイツの連邦参議院が2030年までに内燃エンジンを搭載したクルマの販売禁止を求める決議を出したことを覚えている人も多いだろう。

 

こうしたニュースを目にした人の多くは「ついにエンジンの時代が終わり、EVの時代がやってきた」と感じているのではないか。しかし、僕の考えはちょっと違う。英仏が内燃エンジンの販売を禁止するとした2040年は23年も先であり、それまでにこの方針を決めた官僚や政治家の多くは引退しているだろう。そういう意味で、今回の決定はよくいえば理想論、悪く言えば政治的環境パフォーマンスの色彩が強い。

 

ボルボについても「すべてをEV化する」と誤解されがちだが、ボリュームゾーンになるのは48ボルト電源を使ったマイルドハイブリッドというのが真相。フルハイブリッド車が常に販売上位を占め、すでに軽自動車にさえエネチャージのようなマイルドハイブリッドが採用されている日本からすればとくに新鮮味はない。

 

 

最後に、マツダの自動車環境技術見通しを紹介します。2020年に電気自動車とプラグインハイブリッドが多少普及し、2035年には、燃料電池車、電気自動車、プラグインハイブリッド車が何割かを占めるというものです。

 

ガソリン車、ディーゼル車全廃には程遠い予測です。

マスコミや一部識者が採り上げる流行に、左右されないことが肝要でしょう。

 

https://trafficnews.jp/photo/78289#photo1


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