数日前ですが、トヨタとスズキが提携するというニュースがありました。
記事の通り、トヨタ子会社であるダイハツとの関係をどうするのかとは思いますが、トヨタとスズキは本社が地理的に近く、以前からトップの人的交流があったとのことです。
それにしても、鈴木 修会長は、燃費試験の不祥事責任を取り、CEOを息子の鈴木 俊宏社長へ譲ったはずですが、CEOでない会長がトヨタの豊田 章男社長と握手しています。
なんだか変ですね。いつ、後進に道を譲るのでしょうか。
http://autoc-one.jp/toyota/special-2939554/
トヨタ/スズキの記者会見を聞いていて一番理解出来ないのが「どんな協力関係を築けるのだろうか?」という点だった。改めて検証してみたい。
まず国内市場。スズキの主力製品は言うまでもなく軽自動車である。このジャンルのライバルと言えば、先日トヨタが100%子会社にしたダイハツ。
ダイハツとしては今後もシェアを守らなければならないため、スズキ優位になるお手伝いなど考えられないこと。部品の流用だってスズキのシェアを落とすという約束をしてからでないと無理。スズキ側からしてもダイハツに美味しい技術や部品を提供したら自社の優位性を失う。
軽自動車以外のモデルはどうか?
スズキがトヨタからハイブリッドのユニットを供給してもらっても売れると思えない。実際、マツダはトヨタのハイブリッドシステムを搭載して販売しているが、足回りの良さでプリウスに勝っているのに全く売れない。軽自動車同様、協業考えられず。
今日あったのは、日産のカルロスゴーン社長が、三菱自動車の会長へ就任するという話です。
ゴーン氏が三菱自工の会長に就任するのは良いとして、日産やルノーを後継者に任せる気はないのでしょうか。こちらも長期政権の弊害があるのでは、と思ってしまいます。
益子氏は、社内で天皇と怖れられていたそうですが、会長から社長へ再就任するのでしょうか。今までの経緯からすると、社長は断り、顧問等へ就任という気がします。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161019-00000069-jij-bus_all
燃費不正問題で経営不振に陥っている三菱自動車の会長にカルロス・ゴーン日産自動車社長(62)が就任することが19日、分かった。日産は今月中にも三菱自株式を34%取得して事実上の傘下に収める。三菱自はゴーン氏の下で経営の抜本改革を進めることになる。
12月に開く三菱自の臨時株主総会後に正式決定する。三菱自の益子修会長兼社長(67)には、社長としての留任を要請している。
仏自動車大手ルノー出身のゴーン氏は1999年に日産に入り、2000年に社長に就任して当時経営不振に陥っていた同社のV字回復を主導した。05年からはルノー最高経営責任者(CEO)を兼務。三菱自会長就任により、日仏で三つの大手自動車メーカーのトップを務めることになる。