経済産業省が、「標準・特許のお悩みにワンストップで対応します~知財と標準を事業に活かす!~」という取り組みを始めるそうです。
どちらも経産省の所轄ですが、組織が別のため、今まで連携が行われていませんでした。
今後は、標準化と特許の相談は、JSA又はINPITどちらの窓口でも受けるとのことです。
組織の壁を乗り越えて、このような取り組みが行われることは、評価できると思います。
http://www.meti.go.jp/press/2016/08/20160829001/20160829001.html
本件の概要
日本規格協会(JSA)と工業所有権情報・研修館(INPIT)は連携を強化し、中小企業等の皆様の知財・標準化戦略の立案に関するアドバイスを提供します。
1.目的と支援内容
知財の権利化、技術ノウハウの秘匿化、国内外における技術の標準化などを適切に選択する戦略は、大企業だけでなく中小企業等にとっても、競争力を確保しながら自社技術を普及させ、事業で成功するための有効な手段です。
こうした企業の「知財・標準化戦略」の立案をサポートするため、JSAが標準化活用支援パートナーシップ制度を、INPITが知財総合支援窓口及び知財活用支援センターによる中小企業等の標準化、知財戦略、営業秘密管理等に関する相談に対し、無料で専門家を派遣し支援を行ってまいりました。(各制度の詳細については、「2.(参考)各制度について」のリンク先をご覧ください。)
JSAによる標準化に関するアドバイスと、INPITによる技術の権利化・秘匿化に関する知財情報の分析とアドバイスはこれまで別々に行われていましたが、JSAとINPITが連携して両者の専門家を同時に派遣するなど両機関の協力を強化して、中小企業等の皆様のご要望に応じたサービスを開始いたします。
つきましては、JSA又はINPITどちらの窓口でもお受けいたしますのでご相談ください(相談無料)。
こうした両機関の連携強化によって、中小企業等の皆様にとって最適な標準、知財、営業秘密の有効活用や知財・標準化戦略の立案を迅速かつ効果的にサポートします。