Quantcast
Channel: 知的財産と調査
Viewing all articles
Browse latest Browse all 8377

早起きは効率的?

$
0
0

おはようございます。


今日は普段より1時間ほど早めの8時頃出勤しました。18時頃には帰宅する予定です。


先日、新聞を読んでいたら、ある会社が22時以降の残業を禁止する代わりに、6時からの出勤を認めるという話が載っていました。


異業種交流会でも、7時前からの朝会を行うところもあります。

早起きすると、何倍も効率が上がるなどと言われることもあります。



以前も書きましたが、私はこの話に疑問を持っています。


一つは、都内の電車は7時台でも空いておらず、早く通勤することでラッシュを避けられるというのは、かなり怪しいこと。混雑した電車に乗れば、朝から効率良くどころではありません。


もう一つは、個人差はあるでしょうが、目が覚めてから集中力が高まるまでに2、3時間かかることから、6時や7時に出勤したからといって、朝の涼しい時間に電話等に煩わされずに仕事に集中できるかというと、必ずしもそうではないことです。


朝方の人もいれば、夜型の人もいます。フレックスタイム制が適さない職場もあり、一概には言えませんが、重要なのは早起きして早く出勤することではなく、各自の効率が上がる時間帯で仕事をすることではないでしょうか。


もっとも、私が子供の頃から、皆が盆暮れ正月に休みを取らず、休みは分散させるべきなどと言われていましたが、現在もあまり変わっていません。日本の社会では、各自がばらばらに休みや出勤時間を変えるのは難しいのかもしれません。



それから、ベンチャー経営者の方など、寝ずに仕事をしていると自慢している方もいます。それだけ仕事が順調であるということなのでしょうが、寝ずにできる仕事というのは、そもそも付加価値の高い仕事ではないのでしょう。長時間労働は、仕事の効率性の面でも疑問符がつきます。


自分の例で言えば、ファイルをCD-Rへコピーするといった仕事であれば、寝ずにいくらもでできます。しかし、検索式を作成したり、クレームを読み込むといった仕事は、睡眠不足で集中力が欠けている状況ではできません。


そもそも人間が集中できるのは、1日2~3時間と言われます。自分の実感もそのくらいです。それ以外の時間を、会議やそれほど集中力を要しない業務に充てるにしても、1日の労働時間は12時間から13時間程度が限度ではないでしょうか。


寝ずに仕事をして、質の高い成果を達成できるとは思えませんので、私は寝ないで仕事をすることはありません。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 8377

Trending Articles