今朝の日経新聞に、富士通の社長インタビューが載っていました。
スマートフォンなど携帯事業は厳しいが、携帯端末やPCは人とITCをつなぐインタフェースのため、苦しくても止めないというコメントでした。
富士通はらくらくホンのスマホ版を開発するなど、最先端の機種だけでなく、ユニークな機種を開発しています。
一方、富士通のライバル会社さんは、有機EL、液晶、半導体、PC、スマートフォンと、次々とハードウェアを売却・撤退しています。ハード部門を売って、一流のシステム会社へ脱皮できれば良いのでしょうが、自らの強みを捨てるばかりで、経営資源集中の効果や展望が見えてこないように見受けられます。
スマートフォンはアップルやサムスンなど外資が強く、日本のメーカーがすぐに巻き返すのは難しいのかもしれません。
しかし、スマートフォンは、従来の携帯電話(ガラケー)、PC、ソフト、通信技術、半導体、液晶など、自社の技術・総合力を生かして、シナジー効果を発揮出来る製品のはずです。
ドコモのツートップ戦略から外されたから撤退するというのは、ずいぶん情けない話に聞こえます。
同じような会社でも、リーダー(経営者)の判断で、業績も全く変わってしまうのでしょう。
「総理大臣なんて誰がなっても同じ」という意見が間違っていたのと同じく、組織のリーダーは、誰がなっても同じはないでしょう。