以下、AIPPI JAPAN主催のインド特許実務研修です。
インド特許の出願はそれほど増えていませんが、インド特許の関心は高まりつつあります。ブラジルと同じく、あと数年すれば特許情報のニーズも増えてくると思います。
http://www.aippi.or.jp/seminar/view/2619
インド特許実務全般に関して知っておくべきこと、出願の審査、特許の権利行使および侵害訴訟の現状と留意点
当協会では、バパット・ヴィニット氏(インド弁理士 株式会社サンガムIP・CEO)とマラティー・ラクシュミクマラン氏(インド弁理士 ラクシュミクマラン&スリダラン法律事務所)をお迎えして標記テーマに関するセミナーを開催致します。
講義内容につきましては以下の項目を予定しております。
1. インド特許実務全般に関して知っておくべきこと
講師:バパット・ヴィニット氏
①インド特許庁の活動状況(各種ガイドラインの発行、審査官増員等、オンライン出願推進)
②出願の統計、審査の最新の進行状況
③特許実務に関するアドバイス
●審査官と管理官の違い:インドの審査官は日本の審査官と権限、職務内容に相違があります。 管理官の役割とは?
審査官、管理官の立場を認識することは、思わぬトラブルを回避することにつながります。
●特許出願の流れ:出願から登録までのフローを分割出願の実務を含めて解りやすく説明いたし ます。
●8条の最新実務:最新実務を知ることで、関連外国出願情報の提出負担を軽減することが可能になります。
●救済措置のない期限とその管理:インドでは期限を徒過した場合に救済できない手続きがあり ます。
(例:審査請求期限)。その他該当する期限を介し、その重要性と管理についてアドバイスいたします。
●アクセプタンス期間とその戦略的な使い方:オフィスアクションを受領してから設定される1 年のアクセプタン期間
につき、インド審査事情を踏まえ戦略的にこの応答期間を使うためのアドバイスをいたします。
●共同発明出願の取り扱い:外国企業がインド企業とインドにおいて共同発明を行った場合の取 り扱いについて説明
いたします。
2. 特許出願の審査、特許の権利行使および侵害訴訟の現状と留意点
製薬関連中心に判例に基づき説明いたします。
講師:マラティー・ラクシュミクマラン氏
①管理官による判定を数件例にして、審査過程においてdo's and don'ts
②裁判所による判決を数件例にして、訴訟においてdo's and don'ts
③侵害のモニタリング、侵害品を見つけた場合どのように対応するか
④国内実施報告作成時の戦略、強制実施権リスク管理
⑤不特許事由インド特許法3条(d)の拒絶を受けた場合の対象方法、3条(d)の拒絶に対する不服申立
今回のセミナーは、企業知財部や特許事務所にご勤務の方でインドの特許及び商標実務に携わっておられる皆様にとって、非常に有意義な内容となるものと思われます。多数の皆様のご出席を頂きたくご案内申し上げます。