こんばんは。
一昨日の読売新聞に、営業秘密漏洩に関する罰金刑が、法人の場合最大10億円、個人は最大3000万円へ引き上げるという記事がありました。
現在進められている、不正競争防止法の改正に関する話になります。
営業秘密を持ち出すのは、結局のところ、転職先等で流用することにより経済的な利益があるからです。見つかって逮捕されれば、その利益を吐き出すことになるのであれば、その抑止になるという考えなのでしょう。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150217-OYT1T50149.html
政府は、産業スパイへの罰則強化を盛り込んだ不正競争防止法の改正案をまとめた。
海外企業が日本企業から技術情報などを海外に盗み出して利用した場合は、最高10億円の罰金を科す。現行の「最高3億円」から3倍以上にする。海外に盗み出した個人についても同時に最高3000万円の罰金(現行は最高1000万円)を科す。
海外企業による産業スパイが後を絶たないため、厳しく対応する。政府は今国会に改正案を提出し、2015年度中の施行を目指す。
改正案の特徴は、企業が秘密情報を海外に持ち出した場合について、罰金をより高くした点だ。
日本企業が国内のライバル企業から情報を盗んだ場合の罰金の上限額は、企業で5億円、個人は2000万円にする。企業への罰金は、米国が最高500万ドル(約5・9億円)、ドイツが最高100万ユーロ(約1・3億円)などで、改正案が成立すれば、海外と比べても厳罰化される。