相変わらず、産地の偽装がニュースになっています。
http://www.sankei.com/west/news/150127/wst1501270026-n1.html
ブレンド米を「近江米コシヒカリ」と表示して販売したとして、京都府警と福井県警の合同捜査本部は27日、不正競争防止法(誤認惹起)の疑いで、大津市の米穀卸売会社「ライスワン」(解散)元社長、樋田信男容疑者(65)=福井市上江尻町=、同社の元従業員ら5人を逮捕した。
逮捕容疑は平成25年1月、大津市の同社滋賀工場で、コシヒカリに別品種の米が混ぜた米を「コシヒカリ」「単一原料米」などと表示した袋に包装。6袋(30キログラム)を名古屋市昭和区の量販店に約1万円で販売したとしている。
ニセ近江米コシヒカリの事件では、不正競争防止法が適用されて逮捕されていますが、景品表示法違反にもなり得ます。
http://www.caa.go.jp/representation/syokuhyou/index.html
以下の台湾での事例は、日本産を装った話です。日本産を装うと、高く売れるのでしょうか。
「たらば蟹の鍋」は、いい加減なものとのことです。
http://www.sankei.com/column/news/150127/clm1501270009-n1.html
台北で食事や買い物をすると日本の地名を冠した食材を目にすることがよくある。中でも、旅行先として人気の北海道は、乳製品やコンブなど「いかにも」というものにとどまらない。以前、ハンバーガー店で「冬季限定 北海道豚カツバーガー」を見付け、噴き出したことがある。
台湾では取れない「北海道タラバガニ」も人気で、店によっては「北海道昆布鍋」と銘打った(普通の)水炊きを食べさせる。漢字では「鱈場蟹」とか、英語名のキングクラブから「帝王蟹」と書くが、いいかげんなもので、別々の食材として提供していた店もあった。意地悪で両方注文してやろうかと思ったが、値が張るのであきらめた。
農林水産省が2009年からアジアを対象に行っている調査によると、日本産と偽装したり商標権を侵害したりしている疑いがある産品の割合は、台湾が最も多いという。生産者が守り育てたブランドに「ただ乗り」するのは良くないと思う半面、「そんなに日本が好きなの?」と自尊心をくすぐられるときもある。