こんばんは。
先週、日本で発売になったベンツCクラスですが、今日C180に試乗してみました。
自動車雑誌等で絶賛されている通り、乗り心地が良く、路面の継ぎ目等で不快な振動を感じさせません。
エアサス仕様ではなく通常のコイルスプリングで、ランフラットタイヤ18インチというややハンデのある状況でしたが、それを感じさせないものでした。
価格は400万円以上と、通常の乗用車の2倍程度になりますが、リアシートも十分の広さと、隙のないファミリーカーという印象です。長く乗ればそれほど高価でもないでしょう。
一方、エンジンの振動は4気筒にしては良く押さえ込まれていますが、156psのため、全開加速時には物足りなさを感じました。V6のC400は当面日本には入ってこないとのことです。
ついでに2時間ほど、ポルシェのオープンカーボクスターをカーシェアリングで借りて乗ってみました。
なお、ポルシェ2台が置いてある秋葉原のセンターは、8月末で閉鎖とのことです。
以前試乗したケイマンと同じで、ミッドシップのボクスターは重量配分が良く、非常に乗りやすいです。以前借りたケイマンが987の前記型に対して、このボクスターは987の後期型のため、排気量が2.9Lと0.2L増えて255ps、ミッションがデュアルクラッチのPDKになっています。
オープンカーとは思えぬ剛性のため、安心して走れ、欠点の少ないクルマです。7000回転まで回すと、911GT3と同じ音がします。
しかし、エンジンのパワーがほどほどのためでしょうか、物足りなく感じました。どうせ買うなら、3.4Lエンジンを載せた「ボクスターS」を買ったほうが良いと感じます。
また、日本の蒸し暑い夏、乾燥した冬にオープンカーは向きません。南欧やアメリカ西海岸など、湿度が少なく温暖な地域でオープンカーに乗りたいものです。
C180もそうですが、隙のない優等生の車というのは、非常に快適で実用的なのですが、突出した個性がなくつまらなく感じることも少なくなりません。
ボクスター/ケイマンの場合は、300ps位のエンジンを載せた方がぴったりくるでしょう。