中国経済の減速により、我が国へ輸入される模倣品が6年ぶりに減ったとのことです。
中国の国力が下がって、模倣品が減るのは、どちらかと言えば日本にとっては良い傾向なのでしょう。
ただし、知財とは関係ありませんが、爆買いは、まもなく下火になるかもしません。
週末に銀座へ行くと中国からの団体客が多いですが、購入金額は減りつつあるとのことです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160306/k10010433041000.html
財務省によりますと、去年1年間に全国の税関が偽ブランド品などとして輸入を差し止めた件数は2万9274件でした。これは、過去最多だったおととしよりも2700件余り、率にして8.7%減少し、6年ぶりに前の年を下回りました。
内訳を見ますと、財布やハンドバッグなどの「バッグ類」が1万1463件と最も多く、次いでジャケットやシャツなどの「衣類」が4610件、スニーカーなどの「靴類」が3875件などとなっています。
このほか、医薬品や自動車部品といった健康や安全に関わる偽ブランド品などが増えているということで、財務省知的財産調査室の米山徹明室長は「強度が不十分だったり不純物が混じっていたりして健康や安全を脅かすものが増えているので、税関での取締りをより強化していきたい」と話しています。
去年、輸入を差し止めた品物の輸入元は、中国が91%と大半を占めていて、財務省では、今回件数が減ったのは経済の減速で中国国内での生産活動が鈍化したことも影響しているのではないかとみています。